mocha**

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またね。
最近、立て続けに受け持ちの患者さんが亡くなりました。
一人の人がいなくなるということの現実はこの仕事を始める前に思っていたよりもずっと辛いことでした。

昨日話していた患者さん。今日の朝は呼吸器をつけ、まったくしゃべれない状態になっていました。

状態が気になっても毎日の決められたルーチンをこなすのに精一杯。
その患者さんの注射の指示受けをしようとした時、看護婦さんに
「受けなくていいよ。今、亡くなったんだ。」と伝えられました。

家族に、死亡を確認してもらったとき、患者さんの娘さんが泣いていました。
小さいお孫さんはおじいちゃんが動かないことを不思議そうに見ていました。
すごく、胸が苦しくなった。

それでも、仕事はしなければいけないんです。
使わなかった点滴の返品、残った薬の処理。
すごく辛くても、ルーチンの1つとして仕事を進めなくちゃいけない。
それが一番辛かった。


最近、よく廊下で見かけるおばあちゃん。手遊びがすきで看護婦さんと遊んでる姿がかわいかった。
薬局の前で会って話しかけるとすごく嬉しそうに俳句の話をしてました。

今、あたしの祖母も埼玉の病院に入院しています。
もう一人では生活できなくなってしまったからです。
「おばあちゃんもこんな風に、楽しそうに過ごしているといいな。」
と、うちにいる患者さんをみるたびに思います。

今日、その手遊びが好きなおばあちゃんが元気になり、もともといた養護施設に帰ることになりました。
お薬を渡しに行ったとき、おばあちゃんの様子がいつもと違いました。
ベットに座って着替えをしていたんだけど、頭が床に着いちゃうんじゃないかってくらいうなだれてて、なかなか着替えようとしないんです。

顔を見るとうっすら涙を浮かべてました。
「○○さん、どうしたの?さっきまでいっぱいしゃべってたのに。
もともといたところに帰るんだって。支度しなきゃいけないんだよ?」
そう言う看護婦さんの言葉に
「うん。うん。」とうなずきます。

「寂しくっちゃたの?」と声をかけると
「うん。うん。」とあたしを見ます。

お薬を息子さんに渡して
「ばいばい。○○さん。元気でね。」と言いました。

おばあちゃんは少し笑って手をふってくれました。

このおばあちゃんは、ここにいる間、少しは楽しかったのかな?
辛い入院生活の支えになれたのかな?と思いました。

そして、遠くの病院にいるあたしのおばあちゃんは今は何をしてるんだろう。看護婦さんはやさしくしてくれてるのかな?
あいに行きたいな。と、すごく思いました。

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